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粉と向き合ってきた企業
セイシン企業は、1968年の創業以来、様々な業種のお客様へ粉粒体製造技術の提供をしてきた。時代の流れに伴い必要とされる技術も大きく変化するなか、長年積み上げてきた技術に更に磨きをかけ、今後も社会に貢献していく所存である。
主要アイテムの粉粒体製造機器、測定機器、粉体トラブル対策機器、そして受託加工業務を中心とし工業材料、医薬、食品、機能性材料、航空宇宙、エネルギー、環境などあらゆる分野で常に新たなテーマを持ち、一粒の粉の特性にこだわり、また複合材としての機能向上に日々励んでいる。
セイシン企業の強み:技術力と環境意識
同社の強みは、長年にわたり蓄積された粉粒体製造技術と粉体測定技術による分析力、及び顧客のニーズに柔軟に対応する受託加工業務による粉体のカスタマイズ力である。複雑な要件に応じた粉体処理ソリューションを提供し、常に最先端技術を追求している。
また、環境配慮にも力を入れており、粉粒体製造技術を応用したリサイクル加工の積極的な活用を推進しており、無駄のない社会づくりに寄与するため、新技術の開発にも力を入れ、持続可能な製品の提供を行っている点も大きな特徴である。
PTFEリサイクルパウダー「TFWシリーズ」
展示会のメイン製品は、PTFE製品(車軸受けや半導体洗浄容器など)を製造する際に発生するPTFEの切削端材や切子などを、弊社が有する粉体加工技術を駆使して、微粉末化したPTFEリサイクルパウダー「TFWシリーズ」である。
潤滑材、インキや塗料、樹脂添加などの分野において、耐熱性、摺動特性、耐薬品性等の高機能化を付与するフィラーとして、様々な産業で活用されている。
また、お客様の元で発生するPTFE端材などの弊社でお預かりし粉末化してお返しする、PTFEリサイクル加工業務も請け負っており、PTFE樹脂のリユースに貢献するために日々活動している。
持続可能な未来への貢献
同社は、今後も環境に優しい製品の開発を通じて、持続可能な社会への貢献を目指している。そのため環境負荷を減らすためのリサイクル技術の強化及び「粉から始まる新素材開発」に努めており、今後も新しい技術を活用して常に業界へ提案していく方針である。同社担当者は、「TFWシリーズを通じて、顧客に新しい価値を提供していきたい」と語っている。(文・落合平八郎広報事務所)
【会社概要】
会社名:株式会社セイシン企業
代表者:代表取締役会長 岡本 浩、代表取締役社長 三島 重信
設立年:1968年8月
業務内容: 粉体工学関連機器の製造販売、プラントエンジニアリング、受託粉体加工、新素材開発、食品加工事業、機能性食品事業、輸出入貿易
ホームページ:https://www.betterseishin.co.jp
PTFEパウダーを、グリスやゴム・樹脂などに添加する事により、高機能化の付与が可能
PTFEパウダー「TFWシリーズ」の製造技術を応用し、お客様サイドで発生するPTFEの切削屑を、同社で受託粉砕加工として対応する事も可能
セイシン企業は、粉体技術のリーダーとして国内外の工場で受託粉砕・乾燥・分級を提供。常に最先端技術を追求し、持続可能な社会の実現を目指している。