通常、受注まで半年かかる製品が会期翌週に!?
ExpoMasterプラン「プレミアム」選択で実現した課題解決

【インタビュー】村田ボーリング技研株式会社 杉村宇之氏、深津渚氏

会期中に5万人近くの来場がある、高機能素材Week。樹脂や炭素繊維複合材、金属など、数多くの先進的な素材や関連技術が展示され、これらを製造・販売する側にとってもユーザーの側にとっても重要な、世界最大規模の展示会である。

一方、出展社にとってはせっかくさまざまな来場者と出会える機会なので、名刺交換以上の成果を出せれば嬉しいところ。しかし、出展社の数も多い中で、自社に目を留めてもらうにはどうすればよいか、と思案する担当者もいるのではないだろうか。

小間数を増やせばよいのか? それとも、インパクトのある装飾を施すべきか?

出展社ならば誰もが悩むこの課題に、高機能素材WeekのExpoMasterプランで「プレミアム」を選択する、という策を採ったのが村田ボーリング技研株式会社。同社営業技術課の杉村宇之課長と深津渚氏に、展示会で生じた課題やプレミアムの効果などを伺った。

ExpoMasterプラン「プレミアム」とは

まず、ExpoMasterプランのプレミアムとはどのようなプランなのか、見ていきたい。

ExpoMasterプランは、展示会の出展社紹介ページを掲出するためのプランのこと。高機能素材Weekの出展社は、ExpoMasterプランの3種あるプランから、いずれかを選択する。3種のプランは、料金が低い順に次の通りとなる。

  • ベーシック
  • スタンダード
  • プレミアム

3種の違いは、サイト内にある出展社検索・製品検索の結果での露出度だ。6社のみ利用できるプレミアムは、この中で最も社名、製品名が表示されやすくなる。

まず検索結果画面で上位2社分はプレミアムに割り振られたスペース。ここへの表示はランダムであるものの、プレミアムを利用できる6社のうちの2社なので、非常に高い確率で検索した人の目に留まることとなる。

さらに同じく検索結果の画面では、プレミアムの出展社をハイライト表示する。大きな表示となる上、他社と異なり製品画像も表示するものだ。

検索結果画面における村田ボーリング技研の表示。プレミアム以外の出展社は、製品画像はなくテキスト主体の表示となる。

検索結果画面だけでなく、高機能素材Weekのサイト、そのトップにプレミアムの出展社をバナー表示。6社を順に表示していくものだ。

このように、わずか6社のみが最も目立つ部分に社名や製品名を露出できるのが、プレミアム。実際、プレミアムを選択した出展社のPV数は、それ以外の場合より12倍高い数字となっている。

ExpoMasterプラン プレミアムを選ぶメリット

  • 利用できるのは6社のみ
  • 出展社検索・製品検索の結果画面で上位2社はプレミアムの出展社からランダムで表示
  • 検索結果画面でプレミアムの出展社をハイライト表示、製品画像も掲載
  • 高機能素材Weekのサイトのトップ部分にプレミアムの出展社のバナーを掲載
  • プレミアムを選択した出展社のPVはそれ以外の12倍


成果の見える方法として選んだ、プレミアム

それでは、高機能素材Weekでプレミアムプランを利用する村田ボーリング技研の杉村氏、深津氏の話を聞いてみたい。

村田ボーリング技研が持つコア技術は、溶射。粒子になったセラミックや金属などの材料を吹き付ける技術だ。機械部品などへの吹き付けによって、皮膜をつくり、耐久性の向上や機械本来の能力をより引き出せるといった効果がある。

「工程や商流の面で、私たちと近い位置にいる企業様は溶射をご存じの場合がありますが、それ以外の方にはほとんど知られていないと感じています。

私たちも、溶射という技術はあまり知られていないという前提で、理解していただけるよう努めています」(深津氏)

溶射についてより広く知ってもらうため、村田ボーリング技研は2024年10月、幕張メッセで開かれた高機能素材Week[東京]に出展。コロナ禍とその前後の時期は、展示会への出展を休止していた。そのため、初めての展示会の経験となる従業員もいたという。

「久しぶりの出展は、展示会まではとにかく忙しかったですね。そして、終わったら燃え尽きてしまって、正直なところ、展示会の記憶はあまりありません。配布する資料の用意などだけでなく設営・撤収も自分たちでやったので、仕事の内容自体はものすごく濃かった。しかし、その忙しさに見合うだけの成果があったかというと……物足りなさがありました」(杉村氏)

こうして2024年の高機能素材Week[東京]を終えた、村田ボーリング技研。そのときすでに、次の高機能素材Week[大阪]への出展も決めていた。こちらは2025年5月、インテックス大阪で開催されたものだ。

「大阪への出展は決めていたものの、成果を出すために小間数を増やすか、などと悩みましたね。ただ、小間数を増やしたところでその時点では良い場所が埋まってしまっていて、あまり意味がないかもしれないとも思いました。そうしたときに、RX Japanの営業の方から教えてもらったのが、ExpoMasterプランのプレミアムです。たしかに、効果が上がりそうなプランだと、感じました」(杉村氏)

こうして、村田ボーリング技研は2025年5月の高機能素材Week[大阪]に、プレミアムの出展社として臨むことになった。

1日目の来場客がすぐに見積依頼

前述のように、ウェブでのアプローチで高い集客効果を得られるのが、ExpoMasterプランのプレミアムだ。村田ボーリング技研は2025年の大阪展で、プレミアムの確かな集客効果を実感した。

「弊社、村田ボーリング技研のブースを目的に来たというお客様が20人弱ほどいたと話す、担当者がいます。これは、あくまでも1人の担当者の数字に過ぎません。実際に弊社ブースを目的にされたお客様は、さらに多くいらっしゃったと受け止めています」(深津氏)

ウェブでの上位表示、ハイライト表示によって、社名と業務内容が広く知れ渡る。それが村田ボーリング技研への興味につながり、ブースに足を運ぶ来場者が前回と比べて格段に増えたのだ。

さらに、集客だけでなく「受注」という結果も生まれた。

「1日目にいらしたお客様が、2日目には見積依頼を出していただき、そのまま受注に至ったのです。しかもその注文というのが、弊社が最も得意とするセラミック・アニロックス・ロール(レーザー彫刻)でした。通常、セラミック・アニロックス・ロールは新たに営業などのPRをしてから受注に至るまで、半年ほどかかります。そのような貴重な見積と注文が、プレミアムを選択するとすぐに来たのが驚きでした。だから、本心をいえば『プレミアムのプランがある』と記事にしてほしくないですね(笑)。われわれのような集客に悩んでいた企業には、本当に効果的ですから」(杉村氏)

実績を裏付けるデータもある。村田ボーリング技研の出展社紹介の閲覧数は、2024年10月の東京展と比べて2025年5月の大阪展は4倍ほど数字が伸びているのだ。当然、閲覧数が増えれば増えるほど、「ブースへ行ってみよう」と感じる人の数も増えていく。もちろん、社名を印象付ける効果も生まれる。

一方、村田ボーリング技研はプレミアムの価値を最大限、生かすための策も講じている。

「正直なところ、2024年の東京展でウェブでの紹介をあまりつくり込んだ内容にはしていなかったのです。製品写真も実物ではなく、文字を表示させたものしか載せていませんでしたし。そこで、まずは何をやっている会社なのか、とにかく分かりやすく説明することを心がけました。また、溶射と一言でいってもさまざまな方法があります。それらも一つひとつ、写真を使って説明するようにしました」(深津氏)

左が2024年10月の東京展、右が2025年5月の大阪展の、村田ボーリング技研の出展社ページ。深津氏のコメント通り、出展社としても内容を濃くする工夫がされている。

(左)2024年10月の東京展

(右)2025年5月の大阪展

集客や受注という実績は、プレミアムのみの権利を「利用」するだけでなく、それを最大限「活用」する村田ボーリング技研の工夫も合わさって生まれたのだ。

さらに杉村氏と深津氏は、これから出展を検討する企業の参考になりそうなエピソードを教えてくれた。大阪展を担当したメンバーが、業務終了後、大阪・関西万博に赴いたとの話だ。これは、単に実績を残せた安心感だけによるものではなく、スマート、効率的な出展と撤収への意識から生まれた、エピソードだ。

「2024年10月の展示会は、何から何まで自分たちでやりました。準備となる設営や終了後の撤去作業も自分たちで行う必要があり、若いメンバーが展示会の仕事に対して嫌悪感を持ってしまうのでは、と危惧しました。そこで、2025年5月の大阪展では、外注できるところは業者さんにおまかせする形にしたのです」(深津氏)

「大阪展では、外注したことで時間的な余裕ができ、また結果も出せていたので気持ちの面でも余裕ができました。会場のインテック大阪は万博会場の近くでしたので、希望するメンバーで万博へ行くことにしたのです。展示会そのものも、オフの時間も、印象に残ることがたくさんあった大阪展になりました」(杉村氏)

村田ボーリング技研の2024年東京展のブース(左)と2025年大阪展のブース。外注したこともあり、より開放的な空間になった。

(左)2024年10月の東京展

(右)2025年5月の大阪展

まとめ|東京展の出展社を募集中

村田ボーリング技研は、2025年11月に開催の高機能素材Week[東京]にも出展予定だ。「もっと溶射を分かりやすく伝えられればと考えているので、11月はテストピースを展示して仕上がりが分かるようにしたいと考えています」(深津氏)、「現場がどういったことに困っているか、われわれがそれをどう解決できるかを、引き続き説明していきたいです」(杉村氏)と、これからも分かりやすい展示をしていくと、意気込みを語る。

次回東京展のより詳細な日付は11月12日(水)〜14日(金)開催で、場所は幕張メッセとなる。今回の記事をご覧になり出展への関心を持たれた方は、ぜひお問い合わせをいただきたい。また、ExpoMasterプランのプレミアムのご利用も、併せて検討いただきたい。

そして、多くの来場者を集める村田ボーリング技研のブースもご覧いただくと、展示内容はもちろん、見せ方の工夫にも納得感があるはずだ。

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